アイタイネット

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ネットでのマナー

基本事項

インターネットを利用する人は、自分が接続したネットワークにおける個別のルールを守るだけではなく、その先につながり、世界中に広がる他のネットワークとその利用者に対しても、社会的な配慮をする必要があります。個々のネットワークの領域を超えて情報や サービスが往来するインターネットを利用するときに、まず知っておかなければならないことを紹介します。

  • 一般的な注意快適なインターネット環境は、相互に接続されたネットワークをそれぞれの利用者が適切に利用することによって初めて実現されます。インターネット利用者は、インターネットが一つの社会であることを認識し、その一員としての自覚と責任を持つ必要があります。
  • 自己責任が原則であることインターネットを利用して情報を受信したり発信したりするときには、それによって生じるリスクや社会的責任や法的責任を自身が負わなければなりません。
  • 文字による通信が主体となることインターネットでは文字によるコミュニケーションが大きな役割を担っています。ちょっとした表現が誤解を招いたり争いのもとになりますから、言葉を選んで相手を傷つけることがないように心がけましょう。
  • 会員規定をよく読むこと接続業者(インターネット・プロバイダ)を通じてインターネットに接続している利用者は、各インターネット・プロバイダがそれぞれ会員のための利用規定を持っていますから、まず、これをよく読むことからはじめましょう。

セキュリティ

セキュリティとは、インターネットを安心して利用するために注意を払うべき安全対策のことをいいます。インターネットは誰にでも開かれている自由な社会ですが、まだ秩序が整っていない発展途上の場という側面も持っています。自分の身は自分で守らなくてはなり ません。したがって、侵入者や違法な行為を行う人々を日頃から十分認識しておくことが大切です。

1. パスワードを管理すること

インターネット等に接続するために、打ち込んだりコンピュータに設定しておいたりするユーザ ID とパスワードは、あなたが正当な利用者であることを証明する情報です。キャッシュカードの暗証番号のように、あなたの財産とプライバシーを守っているだけでなく、コン ピュータシステム全体を不正なネットワーク利用から保護する役目も果たしています。

2. パスワードの管理方法

自分の氏名、生年月日、電話番号など、容易に類推できるパスワードでは、危険から身を守るのには十分とはいえません。パスワードはわかりにくいよう工夫をして、定期的に変更するよう習慣づけましょう。

3. 他人のユーザIDを使わない

親しい間柄や家族であっても、他の人のユーザIDでコンピュータシステムに接続することは誤解や争いの種になります。ユーザIDを共有することは、たとえ家族であっても好ましくありません。通信などの相手先にとっても、このような複雑な関係は迷惑なものです。 ユーザIDは一人一つずつ持つようにしましょう。

4. プライバシーの守り方

なんらかの必要からインターネット上に個人情報を発信するときには、それによって生じる利益だけでなく、発生する可能性のある不利益にも配慮する習慣をつけましょう。銀行口座の暗証番号やクレジットカードの番号を人に知られないようにすることはもちろん大 切ですが、あなたがどこの誰なのかを知られてしまう住所、氏名、電話番号、生年月日などの個人情報にも注意を払ってください。

5. コンピューターウイルスに注意する

コンピュータウイルスと呼ばれる悪質なプログラムに感染すると、その種類によってコンピュータが動かなくなったりファイルが壊れたりと、さまざまな障害がでます。コンピュータウイルスはプログラムやデータを媒介して伝染するので、知らない人から来た電子メールや添付ファイル、ダウンロードしたり外部から持ち込まれたりするプログラムやデータを開ときには注意が必要です。

6. コンピューターウイルスへの対策

ウイルスの感染を即座に知らせ、これを無効にする専用のソフトウェアが市販されています。これらは一般に「ワクチンプログラム」と呼ばれ、あらかじめインストールしておけば、外部から持ち込まれるプログラムやデータがウイルスに冒されていないかどうかを監視し てくれます。毎日のように新種のウイルスが発見され、報告されていますから、ワクチンプログラムにはこまめにインターネットから最新のデータをダウンロードし、新種のウイルスにも対応できるようにしておきましょう。

7. 不正なネットワーク利用はしない

アクセスすることが許されていないコンピュータシステム内に侵入したり、データを見たり、改ざんする行為、あるいはそのコンピュータシステムを利用したり、その運用を妨害したり、損傷を与える行為をしてはいけません。また、他人のパスワードを盗むこと、他人の電子メールを偽造すること、たくさんの電子メールや容量の大きな電子メールを一度に送る、いわゆる電子メール爆弾を送る行為、インターネット上を流れているデータを盗み取ったり改ざんする行為などは、すべて不正な ネットワーク利用ですから決して行ってはいけません。

電子メール

電子メールは封のできない手紙に似ています。葉書より沢山書けて、ちょっとした電子ファイルを添えて送ることができますが、セキュリティはそれほど高くありません。たくさんのネットワークを経由して届けられることから、配達の途中で紛失したり覗かれたりする危険もあります。

1. 通信の注意

すぐに配達される電子メールは会話のように気軽に楽しむことができますが、顔の表情や声の調子が一緒に伝わる会話と違って文字だけによる通信ですから、メッセージがどのように相手に受け取られるかには十分に注意しなくてはなりません。言葉をよく選び、誤解や失礼のないように慎重な心遣いを大切にするべきでしょう。

2. 電子メールのチェック

電子メールが届いているかどうか定期的に確認する習慣を持ちましょう。メールボックス内にあるメールの容量がインターネット・プロバイダ等の管理者から割り当てられたメールボックスの容量を超えると、メールボックスがあふれて電子メールが受け取れなくなって しまいます。不必要な電子メールはメールボックスから削除し、容量を超えないように注意しましょう。

3. 通信相手を選ぶ

電子メールだからといって、知らない人に親しく話しかけることが許されるわけではありません。誰かの電子メールのアドレスを入手しても、それが直接に連絡をとるべき相手かどうかは慎重に判断するように心がけましょう。

4. 使用する文字やメール形式の注意

インターネットには多種多様なコンピュータが接続されており、文字コードの割り当て方にも色々な種類があります。ローマ数字を1字にデザインした文字や、マルつき数字(輪のなかにアラビア数字が配置されている文字)など、よく見かける記号のなかにも機種によ って互換性がないものがあります。これらの記号や文字はインターネット上では使用しないよう心がけましょう。メールソフトの中にはHTML形式の電子メールを送る機能を持つものがありますが、相手がHTML形式の電子メールに対応しているとは限りません。HTML形式の電子メールを送る前に、相手によく確認するようにしましょう。

使って安心な記号

同一機種の間でのデータのやりとりでは問題がなくても、他機種の利用者にも読んでもらいたい場合は、下記以外の記号類の使用は控えた方がよいでしょう。また、同一機種どうしであっても、間に入るホストによっては、正常に送受信できないこともあるので、注意が必要です。

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5. セキュリティに気をつける

電子メールは、ネットワーク上のいくつものコンピュータを経由して相手に届きます。封をしない手紙と同様に、クレジットカードの番号やパスワードなど他人に知られてはいけない情報はもちろん、秘密にしておきたいことは書かないようにするのが賢明でしょう。簡単に見られては困る場合には、通信文を暗号化するなどの自衛手段をとるべきです。

6. 虚偽の情報に注意する

電子メールで他人になりすましたり、他人の電子メールの内容を改ざんして転送してはいけません。また、まちがった噂話を広めることのないよう、情報の信頼性をよく確認してから伝えるようにしましょう。

7. 返事が遅くても怒らない

あなたが送信した電子メールに対して、すぐに返事がこないからといっていらいらしてはいけません。相手に事情があって、返事をするのが遅れているのかもしれません。いくつものネットワークを経由するインターネットでは、配達の途中で事故があって電子メールが 相手に届いていないこともあります。重要な内容の電子メールを受け取ったらすぐに、受け取ったことを知らせる電子メールを返信しておくとよいでしょう。きっと相手は電子メールが無事に届いたかどうか心配しているはずです。

8. 不愉快な電子メールへの対処

不愉快な内容の電子メールを受け取ったら、相手にしないようにしましょう。また、挑発的な言葉を投げかけられても応じてはいけません。常に冷静に対応するように心がけましょう。

9. 受信した電子メールを公開しない

電子メールの内容を他の場所に転載したりすると著作権の侵害にあたる場合もあります。また、あなた以外の人に知られることによって本人の名誉が傷ついたり、プライバシーに関する情報が漏れて迷惑をかけるかもしれません。

10. ダイレクトメールに関して

電子メールで商品の宣伝などを行うことは、相手に不快感を与えます。また、読む人に接続料金の負担を強いることにもなります。さらには、あまりに大規模なものはコンピュータシステムに多大な負荷を与えることにもなりかねません。したがって、このようなことは、 他者への配慮の観点から慎むべきです。

電子掲示板・チャット

電子掲示板やチャットは、同じ問題意識を共有する多数の人と意見を交換する場所です。自分勝手な振舞いは他人に迷惑をかけるだけでなく、運営を支えている多くの人の努力を無にすることになります。参加者も、運営者と一緒に場を盛り上げていくように心が けましょう。

1. 利用の注意

多くの人が参加する電子掲示板やチャットサイトには、一般的にそれぞれ管理者がいて、何らかの運営方針に基づいて交流が行われています。参加にあたっては運営方針を尊重し、その場の雰囲気をこわさないように注意しましょう。電子掲示板やチャットなどでは、多くの人があなたの発言を目にするので、注意深く言葉を選ぶことが必要となります。一般社会で許されないようなことは、インターネット上でも許されないことを理解する必要があります。

2. 投稿の注意

電子掲示板に投稿するとき、題名(タイトル)は、内容が一目でわかるような簡潔なものにするよう心がけましょう。また、海外の電子掲示板やチャットへの投稿は、日本語の使用が適さない場合もありますので、気をつけましょう。

3. 発言には責任を持つ

不確実な情報を事実のように語ったり、話したことが間違っていても訂正せずそのままにしたりすると、人に迷惑をかけたり、あなたが信用されなくなったりします。誠意と責任をもって発言しましょう。

4. 相手の発言をよく読む

電子掲示板やチャットなどで発言するときは、過去の発言をよく読んで、話の流れや雰囲気を壊さないよう配慮しましょう。ほかの人の発言に対するコメントのしかたは、運営方針やFAQ(よくある質問)で説明されている場合が多いので、よく目を通しておきましょう。

5. 一方通行の書き込みはしない

一方的な書き込みはしないように心がけましょう。広告を書き込みたい場合は、運営方針で広告の書き込みが許可されているかどうか、よく確かめてからにしましょう。

6. マルチポストをしない

電子掲示板・チャットなどで発言するときには、読者が同じメッセージを何度も読むことにならないように気をつけましょう。複数の場所に同じ発言をするマルチポストをすると、たくさんの人が同じメッセージを何度も読むことにもなり、迷惑する人が出てきます。

7. 議論が沸騰している時ほど冷静に

議論が沸騰しても、すぐに発言するのではなく、冷静になって文章を読み返すくらいの余裕を持ちましょう。興奮すると言葉尻をとらえての応酬になりがちで、他の参加者の迷惑になります。

8. 誹謗・中傷しない

他人の発言に反論する場合には、相手の気持ちを傷つけないように注意してください。いやみをいったり、相手を罵ったりしてはいけません。相手の人格を否定するような過激な書き方は、決してしないでください。あまり度が過ぎると、法的な責任を問われる深刻な 事態になることがあります。

9. 個人情報に注意する

自分や家族の住所、氏名、電話番号などはもちろん、他人の私生活上の事実や秘密、写真や似顔絵などを本人の許諾なく公開してはいけません。その人に嫌悪、羞恥、不快感など精神的苦痛を与え、プライバシーや肖像権の侵害となる他、場合によっては名誉ま たは信用の毀損となります。

10. わいせつな画像や文章を載せない

わいせつな画像や文章は公開してはいけません。また、わいせつな写真を投稿したり、掲示板にはりつけたりする行為もしてはいけません。

11. 運営管理に協力する

運営管理には協力するように心がけましょう。一部の人の発言で管理者や参加者全体を非難することがないように気をつけましょう。

ホームページ

誰でも広い範囲の人々に向かって情報を発信できるホームページは、インターネットの大きな魅力の一つとなっています。しかし、誰でも簡単に情報を発信できるということは、発信される情報の質が、必ずしも同様ではないということでもあります。

1. 内容の信頼性

ホームページを閲覧する人は、情報が正確なものであるか、最新のものであるかについて、自分の責任で確認することが求められています。以下のような点を目安にして、総合的に判断してください。発信者の連絡先は明記されているか。 引用の出所や情報の確認先が明示されているか。ホームページの更新日は表示されているか。長い間運営されてきたホームページかどうか。他のメディアで情報の裏づけができるか。

2. 有料か無料かの確認

ホームページ上の情報が無料なのか有料なのか、よく確かめてから利用するように心がけましょう。ホームページによっては、不意に高額の情報料を請求される場合もありますから注意しましょう。

3. 有害なホームページ

ホームページには暴力的な描写やわいせつな画像を含むものが存在します。こうした情報が表示されては困る場合には、未成年に有害とされる情報を自動的に表示しないようにするフィルタリングソフトや、未成年を対象に検索範囲を限定した情報検索サービスの利用が考えられます。

4. ホームページ閲覧における法律上の注意

インターネット上でも、賭博は違法です。たとえ海外のホームページであっても、それを利用してカジノに参加したり海外の宝くじを購入したりすると、日本の法律で罰せられる可能性があります。

5. 自作ホームページの注意

ホームページに掲載する内容には責任を持ちましょう。誰に何を伝えたいのか意図を明確にして、あなた自身のオリジナルなホームページにするよう心がけましょう。 ホームページを更新するときは更新日付を表示すると親切です。更新日時を明らかにすると、情報の新旧が比較でき情報価値を高められます。連絡先を書くときには、連絡の手段に電子メールを選ぶのがよいでしょう。自宅の住所や電話番号など、あまり詳細な個 人情報を連絡先として掲載すると悪用される危険がありますから、避けたほうが安心です。

6. 著作権を侵害しない

文章や写真、音楽、ソフトウェアなどの著作物には著作権があります。他人のホームページや電子掲示板や雑誌に載っている著作物を、無断で使用してホームページを作成する等、著作権を侵害しないようにしましょう。

7. プライバシーに配慮する

自分の家族の住所、氏名、電話番号などはもちろん、他人の私生活上の事実や秘密、写真や似顔絵などを本人の許諾なくホームページで公開してはいけません。その人に嫌悪、羞恥、不快感など精神的苦痛を与え、プライバシーや肖像権の侵害となる他、場合によっては名誉または信用の毀損となります。

8. リンクの取り扱い

他のホームページにリンクをはるときは、それが他人のホームページであることがはっきりわかるようにしなければなりません。他人のページにリンクをはりたい場合、また逆にリンクをはってもらいたい場合には、こちらの URL 、責任者の名前、リンク開始日などを相手に知らせるようにしましょう。

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